はじめに:保険って必要?難しい?と感じていませんか?
「なんとなく保険に入ってるけど、よく分かってない」
「毎月の保険料が家計を圧迫しているけど、見直すのが不安」
そんな風に悩んでいる方、多いのではないでしょうか?
実際、私も保険に関しては「なんとなく不安だから…」と加入し、
詳しい内容も見直しもせずに十数年が経ってしまっていました。
でも、あるときふと立ち止まり、
「この保険、本当に必要?」と考えてみたことで、
年間30万円以上の支出削減に成功し、
お金の使い方も大きく変わりました。
その第一歩となったのが、
「貯蓄型」と「掛け捨て型」の違いを正しく理解することでした。
1. 保険は「何かあったときの経済的リスク」に備えるもの
保険とは、万が一のときにお金の不安を軽くするための仕組みです。
主な保険の種類と目的は以下の通り:
- 生命保険:家族の生活を守る(死亡時)
- 医療保険:入院や手術に備える
- がん保険:がん治療に特化して備える
- 収入保障保険:働けなくなったときの生活費を補う
つまり、保険は「リスクに備える道具」であり、貯金や投資とは役割が違います。
2. 「貯蓄型」と「掛け捨て型」の仕組みの違い
■ 貯蓄型保険とは?
保険の機能と同時に、お金が積み立てられていく保険です。
- 解約すれば一部または全額が返ってくる
- 満期になれば満期金が受け取れる
- 例:終身保険、養老保険、学資保険など
🟢 メリット:強制的に貯蓄ができる/将来的に戻ってくるお金がある
🔴 デメリット:保険料が高く、途中解約で損をする可能性がある/柔軟性に欠ける
■ 掛け捨て型保険とは?
保障だけに特化した保険で、一定期間だけの「備え」として使います。
- 解約してもお金は戻らない
- 必要な保障だけを安価に持てる
- 例:定期保険、医療保険、がん保険、収入保障保険など
🟢 メリット:保険料が安く、必要最低限の保障を持てる
🔴 デメリット:支払った保険料は戻らない(“損した感”がある)
3. 【実例】我が家の保険を見直して分かったこと
私の家庭では、以下のような保険に加入していました:
■ 夫の保険
- ドル建て終身保険(約14,000円)
- 医療保険(2,620円)
- がん保険(2,450円)
- 掛け捨て死亡保険(3,212円)
■ 妻(私)の保険
- 貯蓄型保険(10,600円)
■ 子ども(2人)
- 医療保険 各1,000円(計2,000円)
▶ 合計:月34,882円
保険を「保障」「貯蓄」「投資」と切り離して考えるようにした結果…
- 貯蓄型・終身型保険を全て解約
- 必要最低限の掛け捨て保険だけを残す or 新たに加入
- 死亡保障は収入保障保険で確保
- 医療費は貯蓄でまかなうと決め、子どもの医療保険は解約
▶ 最終的に、月の保険料は6,000円以下に!
▶ 浮いたお金はつみたてNISAなどの投資や、教育費・レジャー費に回すことができました。
4. よくある誤解:「掛け捨ては損」は本当?
よく聞く「掛け捨て=損」という声。
でも、そもそも保険は万が一に備えるものです。
保険を使わなかった=健康だった、ということ。
それはむしろ「得」だと思いませんか?
むしろ、保険料を浮かせてその分を自分のコントロールできるお金にする方が合理的です。
5. 「保険のせいで家計がカツカツ」なら、今すぐ見直しを!
- なんとなく入っている高額保険
- 実はカバーされている範囲が狭い医療保険
- 無駄に長く契約している貯蓄型
こういった保険が家計を圧迫していませんか?
「備えすぎて日々の暮らしが不安定」なら本末転倒です。
まとめ:まずは「保険の役割を正しく知る」ことが第一歩
- 保険は“何かあったとき”のリスクに備えるもの
- 「貯蓄」と「保障」は分けて考える方がスッキリ
- 家計が苦しいなら、見直しで数万円の節約も可能
次回予告
次回は、「家族構成別!本当に必要な保険の種類と金額」をお届けします。
- 子育て中の家庭に必要な保障は?
- 独身・夫婦2人暮らしに最適な保険は?
- 高額な医療保険、本当に必要?
こんな疑問に答えますので、ぜひチェックしてくださいね!

コメント