「夏の電気代、また高くなってきた…」
「エアコンをつけたいけど、電気代が気になって、つい設定温度を上げたり、こまめに消したりしていませんか?」
その気持ち、すごく分かります。でも——その我慢、しなくて大丈夫です。
実は、暑さを我慢しなくても、夏の電気代は抑えられます。コツは、「我慢する節電」をやめて、「我慢しない節電」に切り替えること。
今日は、我が家が実際にやっている、つらくない・続けられる電気代の下げ方をお話しします。
まず大事なこと|「我慢する節電」は逆効果です
最初にお伝えしたいのは、暑いのを我慢する節電は、おすすめしないということ。
エアコンを我慢して設定温度を上げすぎたり、こまめに消したり…。たしかに少しは電気代が浮くかもしれません。でも、毎日がしんどくなりますし、暑さの我慢は体調をくずすもと。とくに小さな子どもや高齢の家族がいる家庭では、熱中症の危険だってあります。
満足度や健康を犠牲にしてまで削れるお金は、ほんのわずか。これでは割に合いませんよね。
だから我が家がやっているのは、「我慢しないでできること」だけ。それでも、ちゃんと電気代は抑えられています。さっそく紹介しますね。
【実額公開】我が家の夏の電気代、実際いくら?
「我慢しないのはいいけど、それで電気代は実際いくらなの?」——気になりますよね。
我が家の電気代を、正直に公開します。前提はこちらです。
- 九州(鹿児島)の戸建て・オール電化(給湯も調理も電気)
- 4人家族(小学生と保育園児がいます)
- 夏のエアコンは24時間つけっぱなし(2026年7月11日から)。設定温度は在宅中25度前後・就寝時26度・不在時26〜27度で使い分け
| 時期 | 電気代(請求額) |
|---|---|
| 昨年の夏ピーク(2025年8月請求・7/18〜8/20使用分) | 13,224円 |
| 昨年の夏の入り口(2025年7月請求) | 11,562円 |
| 今年の冬ピーク(2026年1月請求) | 15,676円 |
| 春(2026年5月請求) | 8,095円 |
| 初夏(2026年6月請求・5/22〜6/18使用分) | 6,711円 |
| 今年の夏の入り口(2026年7月請求・6/19〜7/20使用分) | 9,057円 |
エアコンを我慢せず使った昨年の夏、いちばん高かった月で13,224円でした。
「けっこうかかってるじゃない」と思われるかもしれません。でも我が家はオール電化なので、これはガス代ゼロ・お風呂も調理も全部込みの金額なんです。家族4人が涼しく快適に過ごしてこの金額なら、悪くないんじゃないかな…と思っています。
それに、意外かもしれませんが、我が家は夏より冬のほうが電気代が高いんです。今年の冬のピークは15,676円。エアコンをつけっぱなしにした夏のほうが、冬より2,000円以上安いくらいでした。「つけっぱなしにしたら電気代が跳ね上がるかも…」という心配は、我が家の場合いりませんでした。
ちなみに、2025年の電気代は1年間で123,434円(月平均約10,300円)でした。もちろん地域や家の条件で変わりますが、ひとつの目安になればうれしいです。
そして今年の夏は、思い切った実験を始めました。7月中旬から、リビングのエアコンを24時間つけっぱなしにしています。
「そんなことしたら電気代がすごいことになりそう…」と思いますよね。私もドキドキしていました。
でも、つけっぱなし期間を含む今年の7月請求は9,057円。昨年の同じ時期(11,562円)より、約2,500円安く済んでいたんです。
丸1か月つけっぱなしにした結果は、8月の請求が届いたらこの記事に追記しますね。
我慢しない節電①|エアコンは「消さずに、賢く使う」
夏の電気代の主役は、なんといってもエアコン。だからこそ、消すのではなく“上手に使う”のがいちばん効きます。我が家のやり方はこちらです。
- 設定温度は時間帯で使い分け。在宅中は25度前後、寝るときは26度、出かけるときは26〜27度にしています。無理に高くして暑さを我慢はしません。
- 消さずに、つけっぱなし。こまめに消すと、また冷やすときに余計な電力がかかります。今年は思い切って24時間つけっぱなしに切り替え、消す代わりに不在のあいだは設定温度を上げるようにしました。
- サーキュレーター(扇風機)を併用。冷たい空気を部屋全体に回すと体感がぐっと涼しくなり、設定温度を下げすぎずに済みます。
- 風量は「自動」がおすすめ。弱風でずっと回すより、自動運転のほうが効率よく冷えます。
- フィルターをこまめに掃除。ホコリで詰まると効きが悪くなって電気代が上がります。月1〜2回さっと掃除するだけで、効率が戻ります。これぞ“我慢ゼロ”の節電。
- 留守中はカーテンを閉める。外からの熱を入れないだけで、帰宅後の冷えがぜんぜん違います。
ポイントは、消したり我慢したりせず、「効率よく冷やす」工夫に変えること。これだけで、快適さはそのままに電気代を抑えられます。
【1か月検証】24時間つけっぱなしにしたら、電気代はどうなったか
去年まで、我が家もエアコンをこまめに消していました。でも「つけっぱなしのほうが安い」という話をよく聞くので、今年は本当かどうか試してみることにしたんです。
2026年7月11日から、リビングのエアコンを24時間つけっぱなしにしました。設定温度の使い分けはいつもどおりで、ただ消さないだけ。1か月続けた結果が、こちらです。
| つけたり消したり 6/19〜7/20 | 24時間つけっぱなし 7/21〜8/10 | |
|---|---|---|
| 平均気温 | 27.8℃ | 30.7℃ |
| 1日あたりの使用量 | 9.63kWh | 10.35kWh |
| 1日あたりの請求額 | 283.0円 | 276.5円 |
気温が2.9℃も高くなったのに、1日あたりの電気代は6.5円下がりました。
正直に言うと、私も「多少は増えるだろう」と思っていました。でも増えなかったんです。
理由のひとつは、使っている時間帯にあります。つけっぱなし期間の21日間で、電気の69%が夜間(22時〜8時)に使われていました。我が家はオール電化で夜間の単価が安いプランなので、夜つけっぱなしにしても料金が伸びにくい構造なんです。
つまり「つけっぱなしが得かどうか」は、契約している料金プランによって答えが変わります。夜間が安いプランなら、夜に消す意味はほとんどありません。
※我が家の数字はオール電化の家全体のもので、エアコン単体の消費量ではありません。気温の影響を完全に取り除くこともできません。また、電気の単価は燃料費調整などで月ごとに変わります。あくまで「我が家で1か月試したら、こうなった」という記録として読んでください。
我慢しない節電②|料金プランを見直す
これは一度やれば効果がずっと続く、いちばんおすすめの対策です。しかも我慢はゼロ。
我が家はオール電化なので、夜間の電気代が安くなる「オール電化向けプラン」にしています。電気をよく使う時間帯に合わせてプランを選ぶだけで、同じ暮らしのまま支払いが変わります。
「自分の家の使い方に、今のプランは合っているかな?」——一度チェックしてみてください。
我慢しない節電③|できる範囲で「暑さを入れない」
部屋に熱を入れない工夫も、地味に効きます。
いちばん簡単なのは、さっきも出てきたカーテンで日差しをさえぎること。日中の強い日差しを窓でカットするだけで、部屋の温度上昇をおさえられます。
ちなみに我が家は、断熱性能の高い基準(ZEH=省エネ住宅の基準)で建てたので、古い住宅の頃より夏は涼しく冬は暖かく、とても快適です。家を建て替えるのは簡単ではありませんが、これから家を建てる・選ぶ予定がある方は、ぜひ「断熱」を重視してみてくださいね。長い目で見て、快適さにも電気代にも効いてきます。
正直な話|電力会社の乗り換えは、効果を感じませんでした
「電力会社を変えれば安くなる」とよく言われますが、我が家は乗り換えても、たいして効果を感じませんでした。結局、大手電力に落ち着いています。
その正直な体験は、こちらにまとめています👇
→ 【体験談】新電力に乗り換えても安くならない?結局「大手電力」に落ち着いた理由
それでも電気代が気になるなら|削るのは「光熱費」より「固定費」
ここまでやっても「もっと支出を減らしたい」と思うなら、次に見直すのは光熱費そのものより、固定費です。
光熱費を無理に削ると満足度が下がりますが、保険やスマホ代などの固定費は、一度見直せば、我慢ゼロで効果がずっと続きます。しかも金額が大きいぶん、効果も大きい。
→ くわしくはこちら:【固定費見直し】まず手をつけるべき順番ベスト7
まとめ|夏の電気代は「我慢」より「工夫」で
夏は、どうしてもエアコンで電気代が上がりがち。でも、暑さを我慢する必要はありません。
- エアコンは消さずに、賢く使う(設定温度・サーキュレーター・自動運転・フィルター掃除・カーテン)
- 料金プランを、我が家に合うものに
- もっと減らしたいなら、固定費から
電気代に怯えて暑さを我慢するより、しっかり涼しくして、家族みんなで気持ちよく夏を過ごしましょう。それがいちばん、賢いお金の使い方だと思いますよ。

