子どもが生まれると、必ずと言っていいほど話題になるのが「学資保険、どうする?」。
親や親戚から「入っておきなさい」と言われた方も多いのではないでしょうか。子どものためと言われると、入らないのがなんだか薄情な気さえしてきますよね。
先に我が家の結論を言います。小2の娘も、年長の息子も、学資保険には入っていません。
薄情だからではなく、加入する前に調べたからです。今日はその理由と、代わりにどう教育費を備えているかを、正直にお話しします。
入らなかった理由|調べたら「元本があまり増えない」と知ってしまった
上の子が生まれた頃、私も当然のように学資保険を検討しました。でも契約する前に、返戻率(払った額に対して戻ってくる額の割合)を調べてみたんです。
そこで知ってしまいました。18年近く預けても、多くの商品で元本からほんの数パーセントしか増えないという事実を。しかも途中で解約すると、元本割れすることがほとんど。物価が上がっていく時代なら、実質的には目減りの可能性すらあります。
「子どものために増やしたい」お金なのに、増えない。ここで学資保険への気持ちは、ほぼ決まりました。
学資保険の中身は「貯蓄+保険」のセットです
学資保険には「親に万が一があったら、以後の払込が免除される」という保障機能があります。これ自体は良い仕組みです。
でも、それなら話は保険の基本と同じ。保障は掛け捨ての死亡保険で効率よく備えて、貯蓄は貯蓄で分けたほうがスッキリする——我が家が保険全体で採用している考え方です。
▶ 保険の基本|「貯蓄型」と「掛け捨て型」どっちが正解?
▶ 医療事務19年の私が「入らなくていい」と思う保険3つ
我が家が代わりに選んだもの|正直、「賭け」でした
学資保険の代わりに我が家が選んだのは、当時あったジュニアNISAでの積立投資でした。
きれいごとは言いません。投資に元本保証はないので、これは「賭け」です。ただ、大学入学まで15年以上という時間があったこと、世界中に分散する投資信託を選んだことで、「取っていい賭けだ」と判断しました。
※大事な注記:ジュニアNISAは2023年末で新規の申し込みが終了しています。今から同じことはできません。ただ、考え方は今でも使えます。現在なら、親の新NISA枠の中で「教育費用の積立」として同じことができるからです。
今の教育費の備え方|児童手当も、全部NISAへ
現在の我が家の教育費はこうなっています。
- ジュニアNISA(過去に積み立てた分を、そのまま運用継続中)
- 親のつみたてNISA(毎月コツコツ。教育費と老後資金の器)
- 児童手当は全額NISAへ(生活費に混ぜず、もらったら即、子どもの未来行き)
- 現金は生活防衛資金として確保(ここには手を付けない)
ポイントは、「教育費のお金の置き場所」を最初に決めてしまうこと。児童手当が生活費に溶けていく、が一番もったいないパターンだと思うので、我が家は流れ込む先を固定しています。
児童手当を実際にどこへ置いて、どうやって投資に回したのかは、児童手当、我が家は全額投資に回していますにくわしく書きました。
正直に言うと、投資が正解とは限りません
ここまで読んで「じゃあうちもNISAで」と思った方に、正直な注意点を。
- 投資には元本割れのリスクがあります。使う時期に暴落が来る可能性はゼロではありません
- 大学入学まで数年しかない場合は、話が別です。時間という最大の味方がないなら、現金貯蓄が正解のこともあります
- 値動きで眠れなくなるタイプの方は、無理をしないでください。教育費は「絶対に必要になるお金」です
我が家の選択は「15年以上の時間がある家庭の、リスクを理解した上での賭け」です。そのまま真似るのではなく、ご家庭の時間軸で考えてみてくださいね。
まとめ|入る前に、一度だけ調べてみて
学資保険が絶対にダメ、とは言いません。「増えなくても、強制的に貯まる仕組みが欲しい」という考え方もあります。
ただ、お願いしたいのはひとつだけ。契約する前に、「いくら払って、いくら戻るのか」(返戻率)を一度だけ確認してください。その数字を見て納得できるなら、それはもう立派な選択です。
知らずに入るのと、知って選ぶのは、まったく違いますから。
